国籍を変えたノーベル賞受賞者の真鍋氏「日本人の調和する風潮に馴染めない」
地球温暖化の予測法を開発し、米時間の早朝、ノーベル物理学賞の受賞が決まった真鍋淑郎さんが日本国籍からアメリカ国籍に変えた理由が反響を呼んでいます。
今回のノーベル賞受賞者の真鍋氏は日本に一度帰国して仕事をしたらしい。
でも科学技術立国「日本」の圧倒的政治手腕を目の当たりにしてアメリカに帰ってしまったらしい() pic.twitter.com/GZVD57hWmN— やもす (@ShIma_Megagauss) October 5, 2021
国籍を変えた理由について、ノーベル物理学賞受賞の真鍋淑郎さん。
「日本人は調和を重んじる。イエスがイエスを意味せず、周りが何を考えるかを気にする。米国人は好きなことをやる。私は私のしたいことをしたい。調和に生きる人間ではない」 pic.twitter.com/rQQXn3PIE4
— Gakushi Fujiwara / 藤原学思 (@fujiwara_g1) October 5, 2021
より詳細に。
「日本では、いつもお互いのことを心配しています。とても調和の取れた関係性で、うまく付き合うことが最も重要なことの一つです。他人に迷惑をかけるようなことはしません。日本人がイエスと言っても、それは必ずしもイエスを意味しません。ノーを意味することもあります」
— Gakushi Fujiwara / 藤原学思 (@fujiwara_g1) October 5, 2021
「何よりも、他人に迷惑をかけるようなことをしたくないと思うからです。米国ではやりたいことをできる。他人がどう思おうが、私は気にしません。実際のところ、他人を傷つけたくはないけど、彼らが何を望んでいるのかは知る由もありません」
— Gakushi Fujiwara / 藤原学思 (@fujiwara_g1) October 5, 2021
「米国での暮らしは素晴らしいと感じます。おそらく、私のような研究者は好きなことがなんでもできる。使いたいコンピュータ、欲しいものはすべて得られました。私は調和の中で暮らすことはできないものですから、それが私が日本に帰りたくない理由です」
— Gakushi Fujiwara / 藤原学思 (@fujiwara_g1) October 5, 2021
日本へのメッセージを問われると、「あれですねえ、あのー、うーん」と言葉に詰まった。
この表情を見返すと、相当いろんな思いがあったんだろうと推察される。
「政治に対するアドバイスが、日本には難しい問題がいっぱいあると思うんですよ」 pic.twitter.com/pQsCoF5lag
— Gakushi Fujiwara / 藤原学思 (@fujiwara_g1) October 5, 2021
ネットの声
自分を生きる場所として、真鍋さんはアメリカを選んだのでしょうね。どの国も一長一短はありますが、私はニュージーランドを選択肢の国の一つとしました。
— Yossy (@Yossy71690536) October 5, 2021
好きなことを好きにやるにはとても労力が必要で、そこそこの労力でそこそこ好きな事が出来る日本が私には向いているなあ。
— TED (@xrybb) October 6, 2021
彼のように自分の合う国を見つけるのも一つの手段かなと思いますね。
— ひろぽん🏢🇮🇹🇲🇽 (@Francis_F_Koala) October 6, 2021
ステキな言葉の共有をありがとうございます。
“Because I’m not capable of living in the harmonic state”
not capableという表現に、日本語で言うところの「どうしても相性が合わない」というようなニュアンスを感じて印象的でした。
(聞き取り間違えてたらすみません、— 建コンのアレ (@AREdesuKENCONno) October 6, 2021
詳細情報ありがとうございます!
調和を重んじる事は日本の良さの一つでもあります。規律正しい、と言われることもそのおかげ。
しかしこと研究においては足枷にしかならないのですね。
日本の良さも残しつつ、優秀な人材の流出を防ぐ方法は無いものでしょうか。— のんのん (@Yariikanotamago) October 6, 2021
これ思いました。ザ・和洋折衷。仕事はアメリカ風、家庭は和風と。
— 英語喉®︎カズ先生(シカゴ大学Ph.D.) (@eigonodo) October 6, 2021