戦後、将棋界の消滅をGHQから救った棋士「升田幸三」の名言「勝つためにクイーンを犠牲にするのはレディファーストに反するのでは?」
太平洋戦争(第二次世界大戦)後にGHWから「将棋は取った駒を使う、これは捕虜虐待ではないか?」という難癖をつけられたことに対して、チェスを引き合いにだして反論し日本の将棋界を救った男「升田幸三」のエピソードが反響を呼んでいます。
戦後、将棋は危機に瀕していた。
GHQにより「将棋は取った駒を使う、これは捕虜虐待ではないか?」と難癖をつけられたからだ。
その尋問の場に日本将棋連盟は若干29歳の男を送り込んだ。
彼はその場でこう言い放つ。
「勝つためにクイーン(女性)を犠牲にするのはレディファーストに反するのでは?」 pic.twitter.com/2J1pZALAOA— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) June 15, 2022
男の名は升田幸三。現在も升田幸三賞という新手を生み出した者に送られる賞にも名を残す男だ。
後に名人に駒落ちで勝つという偉業を達成するが、この時はまだ大層な肩書のないプロ棋士。
クソ度胸を買われて送り込まれたのだ。
ちなみに尋問部屋での最初の一言は、
「ビールをくれ」だったそうだ。— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) June 15, 2022
その後、「将棋は取った駒をその地位のまま有効活用するんだ。つまり生きる機会を与えている。一方チェスは取った駒を捨てる。これは捕虜虐殺に当たる」と猛烈に講義。ビールを飲みながら。
その風貌とクソ度胸も相まってGHQは押され、チェックメイトの一言が冒頭の言葉だ。
これにより将棋は救われた pic.twitter.com/ENBaI0HWW5— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) June 15, 2022
こうして伝説になった升田幸三。現在の将棋の戦法にも彼の痕跡が残っているほど盤上でも活躍した。
永世タイトルに恵まれなかった彼に将棋連盟は「実力制第4代名人」という称号を与えた。ちなみに彼の弟子には株主優待で有名な桐谷さんがいる。今は平和で何よりだ。#にいがたさくらの小話 その119 pic.twitter.com/wmZvouxLFc
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) June 15, 2022
ネットの声
レディーファーストの語源はそこにあるといわれていますね
— しのぶ@定時に帰りたい (@Shinobu_time) June 15, 2022
月下の棋士のモデルの人ですね!
— ハリー (@aporon02) June 16, 2022
息子とチェスをし始めたので興味深い。戦争が絡むとこの様な事に。将棋が残ってよかった。チェスの取ったコマを味方に出来ない、対一番奥の列まで行かないと成る事ができないことがもどかしい。慣れかしら。似たものかとやるもルールが結構違った。
— 🇺🇸こいぬのジョージ (@koinunojyoji) June 15, 2022
升田幸三先生。
有名なエピソードですね(* ॑꒳ ॑* )— アンジェ。 (@Angie_04200) June 15, 2022
奥深い!
GHQが排除したものを紐解いていくと色々見えてくるよなー!😗— フリーダム林ちゃん (@hayashichang666) June 16, 2022
全然知りませんでした
大変面白かったです😊しかしGHQもあれこれ難癖多いですね。そこもまた面白いのですが。
— キールさん@ロイヤルの本場 (@amberkiel1) June 15, 2022