看護学生の作文コンクールの選考作品「父からのプレゼント」が泣ける
看護学生の作文コンクールで選考作品として選ばれた「父からのプレゼント」が感動的だと反響を呼んでいます。
看護学生の作文コンクール、校内選考で選ばれた長女の作文です。
長女の許可を得て掲載します。
ごめんなさい、親バカですが
号泣しました😭 pic.twitter.com/nII2EOqNYi— 🌻れでぃ・ちえ🌻 (@Chiezo12Dnkn) February 21, 2022
「父からのプレゼント」
2021年8月、父を急性心筋梗塞で亡くした。当たり前の毎日が一変した日だった。5分前まで元気に話していた父が私の呼びかけに反応しなくなったのだ。急いで救急車を呼んだ。救急隊員が到着するまでの約10分間「お父さん目を覚まして」と、声を震わせながら無我夢中で心臓マッサージを続けた。救急隊員が到着し、父はAEDによる電気ショックなどの蘇生をされていた。目の前に広がる光景は非日常的なもので、私はショックで言葉を失い、ただ呆然と立ちすくむことしかできなかった。父が病院に運ばれた後、私は父の異変にいち早く気付けなかったことへの後悔と、何もできなかったことへの不甲斐なさで涙が止まらなかった。
そして毎晩「私がもっと早く気付いていれば」「すぐに救急車を呼んでいたら」という後悔と、苦しみに顔を歪める父の顔が脳裏をよぎり眠れない日々が続いた。そんな私を母は心配そうに見つめていた。私は母に「大丈夫だよ、心配しないで」と伝え、7人兄弟の長女として、母には心配をかけぬようできるだけ平静を装っていた。しかし私の心は限界寸前だった。そんな時、ICUに入室している父と面会できる機会があった。様々な機器に繋がれている父を見た瞬間、涙が溢れて止まらなかった。そして 私の中の後悔はどんどん大きくなっていった。
病状説明の際、泣いている私に医師は「娘さんのお陰でお父さんの心臓は元気に動いているんですよ」という言葉をかけてくれた。 それでも私の後悔が消えることはなかった。そしてICUからHCUに移動することになった。父との面会後、泣いている私を見た看護師が私の背中をそっとさすりながら「知識がある分余計に辛かったね、でもよく頑張ったね」という言葉をかけてくれた。その手はとても温かく、後悔の念に押しつぶされそうになっていた私の心を優しく包み込んでくれた。
どれだけ励ましや慰めの言葉をかけられても後悔の念が消えなかった私の心は、たった一人の看護師の温かい手により軽くなったのだ。そして入院から2週間、父が亡くなっ た。後悔の念で一杯の心の状態であれば父の最期の瞬間に「ごめんね」と伝えていただろう。しかし、看護師が私の心を優しく包み込んでくれたおかげで「今までありがとう、お疲れ様」という言葉を父にかけることができた。これはあの時、看護師が私の心に寄り添 ってくれたからだと感じている。この経験は立派な看護師になるために、父が私に残してくれた「最後のプレゼント」であり、私自身を強くし、成長させてくれるものであった。 そしてこの経験を忘れることなく、患者・家族の心に寄り添える看護師になることを誓っ た。
ネットの声
私も父を心筋梗塞で亡くしたので、号泣です。
— 頑張れマメ太郎18歳 (@mametarosibaken) February 21, 2022
号泣しながら読んだよ〜😭
娘さん素晴らしい✨
本当に良い家族ね😭— ☆エル☆彡🇯🇵【大和憲実隊】✈️⚓🪖 (@usausa7nekoneko) February 21, 2022
私も泣けてきました。素晴らしいお嬢さんですね。
ご家族の絆の強さ、暖かい家庭が浮かんできます。
こうして読ませていただけて、ありがとう‼️— Jun Aoki (@JunAoki8) February 21, 2022
流石ちえちゃんの娘さんだ。
まずそう思ったわ私。
凄いよ、この子。絶対にいい看護師になるわ。そしてずっとちえちゃんを支えてくれるね。
良いものを見せてくれてありがとう✨私も励みになりました。
いいねを100回押したい気分😌— 🌸🇯🇵愛国淑女いくちゃん🇯🇵 (@japanlove2183) February 21, 2022
これはあかん😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭
読んでて泣いた。
マジで泣いた。良い看護師に成ることは間違いないでしょう。
— ★☆かん☆★ (@FEMC82622590) February 21, 2022
切なさと、悲しさと、優しさと、芯の強さと希望を感じました。
そして、その全てに涙がでてしまいます😭💦
本当に素晴らしい娘さんだと思います✨
貴重な作文を読ませて頂きありがとうございました✨
そして、これからのご家族皆さんのご多幸を祈ります🛐💦— 🇯🇵より良い日本を!🐈🇺🇸🐯 (@yoriyoinekocyan) February 21, 2022