【お先にどうぞの落とし穴】歩行者に道を譲られた車が交通違反になった事件、弁護士の活躍で「撤回」されることに!
歩行者に道を譲られたので、直進したところ警察に停められ交通違反となった事件について、藤吉修崇弁護士の活躍により、「撤回」されるという前例のない結果となったようです。
「横断歩道では歩行者優先」と道路交通法で定められています。皆さんは、運転中に歩行者から「お先にどうぞ」と合図されたら、どうしますか?良かれと思って、道を譲った歩行者の行動が違反につながってしまうケースがあるのです。
■「お先にどうぞ」落とし穴?
都内のどこにでもある信号のない横断歩道。ドライブレコーダーが捉えた映像です。
止まっていた路線バスが動いたため、後に続こうとしますが、右から歩行者が来たため、車は一時停止します。
すると、今度は左から来た歩行者が、先に行くよう車に手を挙げて合図をします。
横断歩道は歩行者優先。運転手はちゅうちょしますが、道を譲られたので、車を発進させました。
歩行者と運転手が互いを思いやる、一見、何でもないやり取り。ところが、この後、事態は一転します。
■横断歩道走行したら…「違反」
運転していた男性は、警察に止められます。
運転していた男性:「停車をした所で警官の方が来て、トントンッてことで窓を開けたら、『分かりますか?』とか言ってきたので。私何のことかちょっと分からなかったので、『分かりません』と言ったら、『違反です』って言ってきたんです」
男性は、警察官に「歩行者妨害違反」と告げられました。
運転していた男性:「『私、譲られたので、行ったんですけど』と言ったんですけど。『それも行ったら違反です』って言われた」
出展:yahoo.co.jp
【歩行者妨害撤回】
警察署に行ってきました。
真摯に謝罪を受けました。
回答の要旨は以下。
•今回違反不成立。
•一時停止後に歩行者に譲られて進行した場合違反にはならないと考えている。
•今後は現場の警察に指導徹底する。
•ドラレコは今後確認する。
•これまで撤回した例は少ない。 pic.twitter.com/YKqrAuSZGM— 藤吉修崇@YouTuber弁護士•税理士 (@fujiyoshi_ben) July 29, 2022
今回僭越ながら多少なりとも警察を動かしたと思ってます。
頑なに譲られても行ったら違反論者はおりますが、警察署も違反にはならないとの見解でした。
こちらはそもそも歩行者と闘っているわけではありません。
私は交通事故案件はこれまでかなりやってきたので、車の危険性は充分認識してます。— 藤吉修崇@YouTuber弁護士•税理士 (@fujiyoshi_ben) July 29, 2022
ネットの声
今回は警視総監の印鑑が押された書類がありますし、同様の撤回事由に当たるという証明がドラレコなどで証明できれば、撤回される可能性は高いのではないでしょうか。 警察官も上司の判断には逆らえませんし、そうゆう意味でも今回の違反撤回は意義深いものと思います。
— blueskylouk ブルースカイルーク (@BlueskyLouk) July 30, 2022
お仕事お疲れ様です!これからも応援します。歩行者妨害の件で思い出したのですが、バイクの一時停止(両足ついてないから)で切符切られたっていう話も拡大解釈っぽいですね(^^;)
— 大谷 (@tani_oota) July 29, 2022
「交通反則告知是正通知書」という書式があるんですね。
警官の歩行者専用規制時間の勘違いで原付で青切符を切られそうになり、その場で抗議して勘違いは理解したのに「人が多くて危ないから気をつけて行けよ!」と捨て台詞を吐かれたことがありました。まだ高校生だった昭和の終わりの出来事です。— みよし@ながやま (@3yosi) July 29, 2022
凄い!
〉•これまで撤回した例は少ない。
この一行にハードルの高さを感じますね。
今回の一連の動画を見て、私が以前受けた納得のいかない取り締まりについて、公安委員会に苦情を送ってみました。
さて、どんな回答が来るんだろうか…!?— おはこんばんちわ! (@Says_Hello) July 29, 2022
先日、群馬県前橋市において警察車両が
自転車の男性に道を譲られ進行したのを確認しました譲られても歩行者妨害では社会的に容認されないと考えます
— 山田太郎(仮) (@eT87cnt4O7Jt5Qg) July 30, 2022
一般の方ではどうにもできない事、泣き寝入りになる事を解決してくれる、本物の弁護士だと思いました
— おにばっくん (@onibakkun1) July 29, 2022