「インボイス制度が始まるので、極力フリーランスに発注せず法人に発注せよ」とお達しが出た
恐ろしいことを聞いた。
とある小売会社の幹部から制作部に「インボイス制が始まるので、極力フリーランスに発注せず法人に発注せよ」とお達しが出たそうである。「インボイス制が始まるので、極力フリーランスに発注せず法人に発注せよ」?????
— 伊藤洋志/Ito Hiroshi (@marugame) August 20, 2022
お達しを受けた現場レベルでは、「はあ?フリーランスに頼めなかったら仕事にならんやん」ってなったという。特に撮影なんて法人化してる人なんてあんまりおらんやろ…
— 伊藤洋志/Ito Hiroshi (@marugame) August 20, 2022
じゃあ法人化したらいいやんという話でもない。必要のない人に無駄に法人化させるのも「生産性」にはマイナスでありスマートな制度設計ではない。
免税規模の業者の多くは江戸っ子経営で溜め込むより使ってるんだろうからどのみち消費税は概ね回収できているのではないだろうか。累進性の観点もある。
— 伊藤洋志/Ito Hiroshi (@marugame) August 20, 2022
酒税のために若者に酒飲ませよう運動もそうだが、徴税担当の思考がずいぶん変な方向にいってしまっているな。どうしたのか。
— 伊藤洋志/Ito Hiroshi (@marugame) August 20, 2022
なんか強迫観念なのか、発想が一面に凝り固まってるのか、焦りなのか、黙ってろ志向なのか、これらが混在しているのか、ちょっと考えたら道理が分かるはず、という判断ができていない感。生身の担当者に聞いたことないのでよく分からんが、一週間ぐらい滝を眺めてぼーっとしてほしい。
— 伊藤洋志/Ito Hiroshi (@marugame) August 20, 2022
単価上げて対応とか色々テクニカルな方法はあるとしても「なんか面倒だからフリーランスを外せるなら外しとこ」みたいな判断があるとそもそも発注者との交渉も発生しない。単に発注が減るだけなのが不穏やな。
社長さんらの判断背景は聞けないが現場に指示が出ている一例を共有した次第。— 伊藤洋志/Ito Hiroshi (@marugame) August 21, 2022
ネットの声
個人でもインボイス登録してれば良い話なので法人じゃなくても良いのですが、インボイス番号とってない相手を排除するのは予想されてた流れです。しかしインボイス登録しなくて良い場合の1つに自身の仕事が他に代え難く、力関係が強い場合です。インボイス関係なく仕事が来る
— がち@そしてタマノフへ (@gaci_momonofu) August 21, 2022
請求書発行時に正規の請求書発行業者の登録番号が無いと相手は経費に計上出来ません。
だから金額が大きいほど取引が出来なくなる産業潰制度です。
目的は外国へ仕事を流すためです。— 銀河☆ (@gingastars) August 21, 2022
インボイス制度は、フリーランスとかだけでなくて、飲食店なども関係するよ。領収書の形式がデジタル処理じゃないと無理。
なので、そのあたりの処理できないところの領収書は経費扱いできない。
カード決済ならまだ回避可能かも。政府も悩んでるみたい— itmacha (@ItmachaSp) August 21, 2022
その幹部さんの通達は会社としては概ね正解ですよ。インボイス制度の是非はともかく会社としては登録事業者と取引するしかない。
— 負け犬 (@kabu_inago) August 21, 2022
皆様、インボイス制を勉強しましょう。
フリーランスが法人化しようが、売上1000万円超で確定申告しないと意味がない。
個人でもインボイスを発行して納税するなら良いんだけど。単価は10%アップな。
— たかちゃん (@turkey_jp) August 20, 2022
フリーランスか否かではなく、
適格請求書発行事業者か否かということでしょうね。
双方のパターンを税区分を変えて、経理処理する事務方の負担、システム改修費も多額になります。— シン・タカオ (@Shitatakax) August 21, 2022